7.1 Password Synchronization 1.0とIdentity Managerに付属のパスワード同期との比較

Table 7-1 パスワード同期のさまざまなバージョンでの相違点

機能

Password Synchronization 1.0

Identity Managerに付属のパスワード同期

製品の提供

Identity Managerとは別の製品です。

Identity Managerに含まれており、別製品として販売されていません。

プラットフォーム

  • Active Directory
  • NTドメイン

次のプラットフォームでは完全な双方向パスワード同期がサポートされています。

  • Active Directory
  • eDirectory™
  • NIS
  • NTドメイン

これらの接続システムは、Identity Managerへのユーザパスワードの発行をサポートしています。ユニバーサルパスワード(および配布パスワード)は逆方向に同期できるため、Identity Managerはパスワードを接続システムに配布できます。

購読者パスワード要素をサポートする接続システムは、パスワードをIdentity Managerから受信できます。

Novell Identity Manager 3.0管理ガイド』の「接続システム間のパスワード同期」を参照してください。

eDirectoryで使用されるパスワード

eDirectoryパスワード(逆方向は不可能)

ユニバーサルパスワード(逆方向の同期が可能)、または配布パスワード(同様に逆方向の同期が可能)。また、必要に応じてeDirectoryパスワードの同期を維持することもできます。シナリオの例については、『Novell Identity Manager 3.0管理ガイド』の「パスワード同期の実装」を参照してください。

Windows接続システムの主な機能

eDirectoryパスワードがWindowsのパスワードと同期されるように、双方向のパスワード同期を提供する場合。ただし、各ワークステーションにはNovell® Client™が必要です。

双方向パスワード同期を提供する場合。ユニバーサルパスワード(および配布パスワード)は逆方向に同期できるため、パスワードは両方のディレクトリで同期できます。iManagerの発行者チャネルおよび購読者チャネル内で実現されます。

LDAPパスワードの変更

サポートされていません。

サポートされています。

Novell Client

必須。

不要。

nadLoginName属性

パスワードの更新を保つために使用されます。

使用されません。

パスワード同期機能を含むコンポーネント

nadLoginNameを更新するための機能はIdentity Managerドライバに含まれていました。

ドライバ環境設定のポリシーでパスワード同期機能が提供されます。ドライバは単に、ポリシー内のロジックから発生する、メタディレクトリエンジンによって与えられるタスクを実行します。

ドライバマニフェスト、グローバル構成値、およびドライバフィルタ設定もパスワード同期をサポートする必要があります。これは、サンプルドライバ環境設定に含まれており、既存のドライバに追加できます。Section 7.4, Identity Managerパスワード同期をサポートするための、既存のドライバ設定のアップグレードを参照してください。

エージェント

別個のソフトウェア。

エージェントはインストールされません。この機能はドライバの一部になりました。