A.1 前提条件
- Identity Managerユーティリティがインストールされている。movecfg.exeユーティリティは、Identity Manager 3のインストール時に[ユーティリティ]オプションを選択するとインストールされます。Identity Managerのインストール時にインストールしなかった場合は、Identity Managerのインストールプログラムに戻って、ユーティリティのインストールだけを選択するか、またはmovecfg.exeをIdentity_Manager_3_Linux_NW_Win.iso CDのUtilitiesディレクトリからダウンロードします。
- movecfg.exeはDominoサーバから実行する。movecfg.exeユーティリティは、ndsrepを実行するのと同じDominoサーバから実行する必要があります。
- Dominoサーバがアクティブである。Dominoサーバが起動していて、サービスを実行中である必要があります。
- eDirectoryに対し、LDAPによるアクセスが必要である。(LDAP形式の)ユーザ名とパスワードがパラメータとしてmovecfgに渡される必要があります。パスワードが渡されない場合、movecfg により、入力が求められます。パスワードは暗号化されません。そのため、LDAPサーバがパスワードを受け入れるためにはクリアテキストで入力する必要があります。そうでない場合、LDAPサーバはバインドされません。
- Lotus Notes IDファイルのパスワード。movecfgユーティリティがndsrep環境設定データベース(dsrepcfg.nsf)を作成(または更新)しようとするときは、このコンピュータからDominoサーバ(またはクライアント)へ最後にアクセスしたNotes IDファイルのLotus Notesパスワードが求められます(Notes IDファイルはnotes.iniファイルから参照されます)。このパスワードが正確に入力されると、ndsrep環境設定データベース(dsrepcfg.nsf)が、レジストリ内のndsrep環境設定からコピーされたLastEventTimeStampで適切に更新されます。movecfg.exeによってdsrepcfg.nsfが初期作成されるには、dsrepcfg.ntf (Lotus Notes用Identity Managerドライバ2.2に付属)がDominoサーバ(c:\Lotus\Domino\Data\dsrepcfg.ntf)で使用できる必要があります。
- 複数のLotus Notesドライバインスタンス。同じDominoサーバに接続されたLotus Notesドライバが複数ある場合は、movecfg.exe を、変換対象のLotus Notesドライバの各インスタンスに対して1度ずつ実行する必要があります。デフォルトのドライバパラメータでない(2つめ、3つめ、4つのNotesドライバパラメータなど)Lotus Notesドライバのパラメータを変換するには、-ndsrepパラメータを使用する必要があります。