4.3 名前付きパスワードの使用

Identity Manager 2付属のメタディレクトリエンジンから、ドライバポリシー内で使用することが必要なパスワードを安全に保存するための新しい方法が導入されました。サンプルドライバ環境設定にはこの例が示されています。このドライバ環境設定はIdentity Manager 3でも使用できます。

この機能の1つの利用法として、各Notes証明者用のパスワードを保存するという方法があります。たとえば、Human Resources (人事)、Engineering (エンジニアリング)、およびMarketing (マーケティング)に証明者があった場合、名前付きパスワードを使用して、各証明者IDのパスワードをドライバパラメータに安全に保存することができます。ドライバ環境設定で、[XMLの編集]ボタンをクリックし、次のようにドライバパラメータを指定します。

<cert-id-password display-name="Certifier Password" is-sensitive="true" type="password-ref">HR</cert-id-password>
<cert-id-password display-name="Certifier Password" is-sensitive="true" type="password-ref">Engineering</cert-id-password>
<cert-id-password display-name="Certifier Password" is-sensitive="true" type="password-ref">Marketing</cert-id-password>

ドライバパラメータのグラフィカルインタフェースに戻ったら、これら各パスワードに対して、パスワードと確認用パスワードを入力するプロンプトが表示されます。これらパスワードは、ドライバ環境設定とともに保存され、暗号化されます。これらのパスワードは、ドライバポリシー内では名前で参照できます。

名前付きパスワードの使用例については、サンプル環境設定と、Section 4.6, その他のサンプルポリシーで示されているNotesCertifierSelectionSampleSS.xslサンプルスタイルシートも参照してください。