19.6 Application Launcher Workstation Helper

Application LauncherとNALサービスは、ログインユーザに関連付けられたアプリケーションのすべてのタスクを管理します。しかし、システム管理者は、アプリケーションとユーザを関連付けるほかに、アプリケーションとワークステーションを関連付けることができます。これを行うには、ワークステーションがワークステーションオブジェクトとしてeDirectoryに含まれ、Workstation Managerがワークステーションで実行されている必要がありますセクション III, 自動ワークステーションインポート/削除(Automatic Workstation Import/Removal)を参照)。

Workstation Managerは起動すると、Application Launcher Workstation Helper (zenappws.dll)をロードします。Workstation Helperは、ワークステーションとして(ワークステーションオブジェクトを介して) eDirectoryに対して認証を行います。Workstation Helperは、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションを検索して、そのアプリケーションに関連付けられた設定済みの管理タスクを実行します。たとえば、真夜中にアプリケーションをあらかじめインストールするようスケジュールした場合(「業務時間外」の配布ともいいます)、Workstation Helperがアプリケーションをワークステーションに配布します。アプリケーションをすぐに起動するように設定した場合、Workstation Helperはアプリケーションを起動します。

Workstation Helperにはユーザインタフェースがありません。ワークステーションに関連付けられているアプリケーションは、Application Launcherが実行している場合のみ表示されます。Application Launcherは起動すると、ワークステーションに関連付けられているアプリケーションのリストをWorkstation Helperから受け取ります。Application Launcherは、ユーザに関連付けられているアプリケーションとまったく同じように、ワークステーションに関連付けられているアプリケーションを表示します。

Workstation Helperは次の3つの場合に更新されます(つまりeDirectoryを再読み取りしてワークステーションに関連付けられたアプリケーションオブジェクトを変更します)。1) Application Launcherが起動した場合、2) Application Launcherが手動で更新された場合、3) Workstation Helperのスケジュールされた更新時間になった場合(セクション 21.7, [ワークステーション]の設定を参照)。