場合によっては、Application Launcherがアプリケーションのインストールファイルにアクセスできる(接続モードの場合はネットワークから、切断モードの場合はNALキャッシュから)ときでも、壊れたアプリケーションの自動修復ができない場合があります。その原因は、Application Launcherが壊れたアプリケーションを検出する方法にあります。
Application Launcherは、ファイルが正常に起動できると(つまり、CreateProcessを呼び出したときにTrueが返されると)、起動が成功したと見なします。しかし、Application Launcherが呼び出したファイルが、実際にはアプリケーションを起動せず、アプリケーションを起動するための他のファイルを呼び出す場合があります。そのファイルが壊れているか、存在しないか、起動しない場合、アプリケーションの起動は失敗し、アプリケーションの検証をユーザに促すメッセージも表示されません。例:
このような場合、Application Launcherは次のようなメッセージを表示します。
Error message:Application Launcher Status - Could not launch Application_Object_Name (id=xxx) The filename, directory name, or volume label syntax is incorrect.
このシナリオに当てはまるアプリケーションでは、自動的にアプリケーションの検証を促すメッセージは表示されませんが、ユーザは手動で検証を起動することができます。その方法の詳細については、次の節(Application Launcherによるアプリケーションの検証)を参照してください。