第9章

ビューの操作

この章では、exteNd Directorプロジェクト項目を表示するビューの使用方法について説明します。この章の節は次のとおりです。

 
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ビューについて

「ビュー」を使用すると、exteNd Directorプロジェクト内でパーソナライズされた項目リストを表示できます。ビューを表示すると、Windows Explorerで使用されるツリー表示に似た、フォルダとファイルのツリーとして表されるビューに項目のリストが示されます。ツリーのブランチを展開または縮小して、編集する項目を見つけることができます。

ビューは、リソースセットでリソースを表示したり、システム設定およびサービス設定を表示したりする際に使用できます。exteNd Directorには、いくつかの定義済みビューが付属しています。さらに、カスタムビューを定義して、目的のプロジェクト項目を表示できます。

ビュー定義は、XMLドキュメントとしてリソースセット内のmy-viewsフォルダに保存されます。exteNd Director付属の事前定義されたビューは、カスタムWebアプリケーションのWAR内にあるWEB-INF\libディレクトリに追加されるanalyzers_views.jarで提供されます。

 
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ビューの表示

Procedure ビューを表示する

  1. exteNd Directorナビゲーションペインで、[リソース]タブを選択します。

  2. [表示]タブがまだ選択されていない場合は、選択します。

    [表示]タブは、現在のリソースセットのデフォルトビューを表示します。 WARプロジェクトでは、デフォルトビューは、config.services.by.subsystem.war.xmlです。 EARプロジェクトでは、デフォルトビューは、config.services.by.subsystem.ear.xml.です。 このビューは、各サブシステムのconfig.xmlおよびservices.xmlファイルを表示します。

    View1

  3. 複数のリソースセットがある場合

    1. [リソースセットの選択]ボタンをクリックします。View2

    2. ターゲットリソースセットを選択して、[OK]をクリックします。

      View3

  4. ビューのドロップダウンボックスで、表示するビューを選択します。

    View4

    ディスクから読み込まれた項目は編集することができ、黒で表示されます。 JARファイルから読み込まれた項目は編集することができません。 これらの項目は、青で表示され、[RO](読み込み専用)が付いています。

    View5

Procedure 個別のタブでビューを開く

Procedure ビューに表示された項目を開く

Procedure ビューの定義を表示する:

 
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定義済みビューの使用

exteNd Directorは、プロジェクトファイルの検索に役に立つ定義済みビューのセットを提供します。 この節では、各定義済みビューについて詳しく説明します。 これらのビューは提供されているまま使用したり、コピーして要件に合わせて修正できます。

表示

表示内容

config.services.by.subsystem.ear.xml

config.services.by.subsystem.war.xml

すべてのexteNd Director サブシステムの設定

検索

  • 設定ファイル

      config.xml
      services.xml
    

config.services.by.subsystem.ear.xml

content.management.subsystem.ear.xml

content.management.subsystem.war.xml

Content Managementサブシステムに関連する生成物

検索

  • 設定ファイル

      config.xml
      services.xml
      web.xml
    
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      Content
      CM
    
    • ディレクトリ

        com
        portal-component
        portal-style
        rule
      

content.management.subsystem.ear.xml

portal.resources.xml

ポータルリソースを含むすべてのディレクトリ

検索

  • 次の文字列で名前が始まるディレクトリ

      portal-
    

portal.resources.xml

rule.subsystem.ear.xml

rule.subsystem.war.xml

Rulesサブシステムに関連する生成物

検索

  • 設定ファイル

      config.xml
      services.xml
    
  • 次の文字列が名前に含まれるファイル

      rule
      Rule
    
    • ディレクトリ

        portal-component
        portal-styles
        rule
      
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      .class
      .java
    
    • 次の文字列がコンテンツに含まれるファイル

        portal.condition
        portal.action
        re.condition
        re.action
      

rule.subsystem.ear.xml

rules.ca.xml

すべてのルール、および条件とアクション

検索

  • コンテンツに正規表現が含まれるJavaソースファイル

      implements.*EbiCondition
      extends.*Condition
      implements.*EbiAction
      extends.*Action
    
  • 次の文字列で名前が始まるディレクトリ

      rule
    

rules.ca.xml

sample.element.xml

ビューでの要素の使用方法

要素は、リソースセットの範囲外にあるオブジェクトを参照するときに使用されます

検索

  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      ResourceSet
    
    • ディスクパス

        $WARLOCATION$/web-inf/conf/resourceset.xml
      

sample.element.xml

sample.folder.xml

ビューでのフォルダの使用方法

検索

  • なし

sample.folder.xml

sample.search.xml

ビューでの検索の使用方法

検索

  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      my
    
  • コンテンツに次の文字列が含まれるファイル

      Weather
    
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      Phone
    
    • およびコンテンツに次の文字列が含まれるファイル

        com/sssw/portal/component
      
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      Stock
      Weather
    
    • およびコンテンツに次の文字列が含まれるファイル

        com/sssw/portal/component
      
  • 名前に次の文字列が含まれるディレクトリ

      security
    
  • 次のディスクパス内のファイル

      c:\projects\director
    

sample.search.xml

sample.view-link.xml

ビューでのビューリンクの使用方法

検索

  • フォルダ

      samples
    
    • ビュー定義

        element.xml
      
  • フォルダ

      samples
    
    • ビュー定義

        folder.xml
      

sample.view-link.xml

settings.ear.xml

settings.war.xml

Director EARまたはWARの一般的な設定

検索

  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      resourceset.xml
      web.xml
      config.xml
      services.xml
    
    • ディスクパス

        $WARLOCATION$/web-inf/...
        $EARLOCATION$/PAC/web-inf/...
        $EARLOCATION$/PMC/web-inf/...
      

settings.ear.xml

workflow.subsystem.ear.xml

workflow.subsystem.war.xml

Workflowサブシステムに関連する生成物

検索

  • 設定ファイル

      config.xml
      services.xml
    
  • 次の文字列で名前が始まるディレクトリ

      workflow
    
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      Workflow
    
    • 名前に次の文字列が含まれるディレクトリ

        portal-component
        portal-style
        security-role
      
  • 名前に次の文字列が含まれるファイル

      Workflow
    
    • およびコンテンツに次の文字列が含まれるファイル

        com/sssw/portal/component
      

workflow.subsystem.ear.xml

 
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ビューへのリソースのインポート

JARのコンテンツをビューにインポートできます。 インポートする場合、exteNd Directorは次のことを実行します。

Procedure ビューにリソースをインポートする

  1. ナビゲーションペインで、[リソース]タブを選択します。

  2. インポートのターゲットにするビューを選択します。

  3. ビュー表示ウィンドウの[ビューJarをインポートする]ボタンをクリックします。

    View8

  4. インポートするJARを選択して、[開く]をクリックします。

    View9

 
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ビューからのリソースのエクスポート

exteNd Directorでは、ビューのコンテンツをJARにエクスポートできます。 ビューからリソースをエクスポートすると、exteNd Directorは、ディレクトリ構造を含むビューのすべての要素を含むJARを作成します。また、JARは、リソースのエクスポート元のビューを定義するXMLファイルを含みます。このJARは、他のリソースセットにインポートできます。

Procedure ビューからリソースをエクスポートする

  1. ナビゲーションペインで、[リソース]タブを選択します。

  2. エクスポートするビューを選択します。

  3. ビュー表示ウィンドウの[ビューをJarにエクスポートする]ボタンをクリックします。

    View10

  4. ターゲットディレクトリを指定して、[保存]をクリックします。

    View11

 
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カスタムビューの定義

カスタムビューを作成するには、次の2つの方法があります。

この節では、編集定義ファイルを手動で編集する方法について説明します。

For more information    検索をビューとして保存する方法の詳細については、ビューとしての検索の保存を参照してください。

 
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ビュー定義ファイルについて

ビュー定義ファイルは、ビューに含める項目を指定するXMLファイルです。ビュー定義のためのXMLは、FrameworkService.jar内のDTDフォルダにある resourceset-view_4_0.dtdファイルで指定されたルールに準拠する必要があります。

すべてのビュー定義は、ビューの説明を提供してデフォルトビューかどうかを示すview要素を持ちます。

  <view description="myview" default="false">
      ...
  </view>

view descriptionは、ビューフォルダの表示テキストとして使用されます。

view要素は、ビューに含める項目を指定する1つまたは複数の他の要素を含むことができます。要素の多くは、[正規表現]検索の使用をサポートします。

For more information    正規表現に関する構文とリファレンス情報については、ユーティリティツールのテキスト検索のための正規表現に関する節を参照してください。

 
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リソースセット内項目の検索

ビュー定義ファイルに1つまたは複数のsearch要素を含めることにより、リソースセット内の項目を検索できます。search要素の属性を使用して、次のものを検索できます。

たとえば、名前に文字列Myがあるすべてのファイルを検索するには、view要素に次のsearch要素を含めます。

  <view description="mysearch" default="false">
      <search fileName="My" />
  </view>

このビューは、名前にMyを含むファイルを持つリソースセット内のすべてのサブフォルダを含むmysearchというフォルダを表示します。

この検索を文字列ポータルまたは文字列ルールで始まるディレクトリにあるファイルに制限するには、次のように指定できます。

  <search fileName="My" directoryName="^portal|^rule" />

search要素で複数の属性を指定する場合、指定する属性はAND演算子で結合できます。

 
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ビューのフォルダの定義

ビュー内のカスタムフォルダを定義するには、folder要素を使用できます。これにより、目的のリソースまたは他の項目を任意の方法で整理できます。たとえば、ビューのフォルダを定義して、2つの個別の検索結果を分類します。

  <view description="mysearch" default="false">
   <folder description="MyPortalItems">
    <search fileName="My" directoryName="^portal" />
   </folder>
   <folder description="MyOtherItems">
    <search fileName="My" directoryName="^rule" />
   </folder>
  </view>

 
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ビューリソースセット外の要素を含める

ビューは、elementタグを使用することにより、リソースセットの範囲外にある項目を表示できます。要素では、名前によりファイルを取得するためのディスクパルとフィルタを指定できます。

たとえば、さまざまなシステム設定ファイルを表示するには、要素タグを使用できます。 exteNd Director EARプロジェクトの各サブシステムについて設定およびサービスファイルを表示するビュー定義は、次のとおりです。

  <view description="Config/Services by Subsystem" default="false">
   <folder description="ContentMgmt Service">
    <element fileName="config"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/ContentMgmtService/
     ContentMgmtService-conf/config.xml" />
    <element fileName="services"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/ContentMgmtService/
     ContentMgmtService-conf/services.xml" />
   </folder>
   <folder description="Directory Service">
    <element fileName="config"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/DirectoryService/
     DirectoryService-conf/config.xml" />
    <element fileName="services"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/DirectoryService/
     DirectoryService-conf/services.xml" />
   </folder>
   <folder description="Framework Service">
    <element fileName="config"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/frameworkservice/
     frameworkservice-conf/config.xml" />
    <element fileName="services"
     diskPath="$EARLOCATION$/library/frameworkservice/
     frameworkservice-conf/services.xml" />
   </folder>
  ...
  </view>

 
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他のビュー定義内ビューの参照

ビュー定義は、他のビューで生成された出力を含むことができます。これにより、すでに作成されたビュー定義を再使用することができ、複雑なビューの作成を簡素化します。他のビューを参照するには、view-link要素を使用する必要があります。

次のビュー定義は、他の3つのビューの出力を含みます。

  <view description="view-link" default="false">
      <comment description="How to reference other views in a view" />
      <view-link folder="samples" view="comment.xml" />
      <view-link folder="samples" view="element.xml" />
      <view-link folder="samples" view="folder.xml" />
  </view>


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