第6章

パイプラインエディタおよびバインドエディタ

この章では、exteNd Directorのパイプラインエディタとバインドエディタを使用して、ルールパイプラインを設定する方法について説明します。この章は、次の節から構成されています。

 
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パイプラインを設定する基本手順

パイプライン」は、特定のユーザまたはグループに関連付けられた一連のルールを指定された順序で実行するためのメカニズムです。

パイプラインを設定する基本手順は次のとおりです。

  1. パイプラインエディタを使用してパイプラインを作成し、1つまたは複数のバインド「手順」に関連付けます。バインド先には、ユーザ、グループ、およびパイプラインの3つのタイプがあります。

  2. バインドエディタを使用して、ルールをユーザ、グループ、またはパイプラインにバインドします。

パイプラインを設定した後、アプリケーションでvalidate()メソッドをコールして、パイプラインで定義されているルールを起動します。

この章の後半では、パイプラインエディタでパイプラインを作成する方法、およびバインドエディタでルールバインドを定義する方法について説明します。

For more information    exteNd Directorアプリケーションでのパイプライン使用に関する基礎的な情報については、を参照してください。

 
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パイプラインの作成と編集

パイプラインを作成して1つまたは複数の手順に関連付けるには、exteNd Directorのパイプラインエディタを使用します。

 
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パイプラインの作成

Procedure パイプラインを作成する

  1. exteNd Directorメニューから、[ファイル]>[新規]の順に選択します。

  2. [新規ファイル]ダイアログボックスで、[Rules Engine]タブを選択します。

  3. [パイプライン]アイコンを選択します。

    wbREpipeNew

    パイプラインエディタの[一般]タブが表示されます。

    wbREpipeEditor

  4. [一般]タブに情報を入力します。

    オプション

    操作内容

    ID

    パイプラインIDを入力します。これは、validate()メソッドを含むexteNd Director APIメソッドコールに対して指定する文字列です。

    説明

    (オプション)説明を追加します。

    アクティブですか?

    オンにすると、パイプラインがアクティブになります。検証できるのは、アクティブなパイプラインだけです。

    ログ情報を生成しますか?

    (オプション)オンにすると、パイプラインの処理およびデバッグのメッセージがサーバコンソールに出力されます。

  5. [手順]タブを選択します。

  6. [使用できる手順]セクションで、手順を選択し[選択内容に追加]をクリックします。

    wbREpipeSteps

    手順が[選択された手順]セクションに追加されます。

    wbREpipeSteps2

  7. 必要に応じて他の手順を追加します。

    複数の手順を追加した場合、対応するバインドで定義されているルールは、[選択された手順]セクションに表示されている順番に起動されます。

  8. [ファイル]>[保存]の順に選択するか、または<Ctrl+S>キーを押します。

    パイプライン定義フォルダの内容がプロジェクトリソースセットに表示されます。

  9. 名前を指定して[保存]をクリックします。

  10. 右上にある終了アイコンを選択してエディタを終了します。

 
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パイプラインの編集

Procedure パイプラインを編集する

  1. exteNd Directorのプロジェクトソースまたはアーカイブレイアウトで、パイプラインXML記述子に移動します。

  2. ファイルをダブルクリックして、パイプラインエディタで開きます。

 
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ユーザ、グループ、またはパイプラインへのルールのバインド

バインドエディタを使用して、1つのルールまたはルールのセットを、選択されたユーザ、グループ、またはパイプラインにバインドします。

 
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ルールバインドの作成

Procedure ルールバインドを定義する

  1. exteNd Directorメインメニューから、[ファイル]>[新規]の順に選択します。

  2. [新規ファイル]ダイアログボックスで、[Rules Engine]タブを選択します。

  3. [グループバインド]、[パイプラインのバインド]、または[ユーザバインド]アイコンを選択します。

    適切なバインドエディタが表示されます。エディタの一番上に表示されるテキストボックスの名前は、選択したアイコンによって異なります。

  4. 次のテキストボックスに、必要な情報を入力します。

    バインドテキストボックス

    手順

    ユーザ

    [ユーザ]テキストボックスに有効なユーザIDを入力します。

    注記:   LDAPレルムにアクセスする場合は、cn=sample,ou=usersのような識別名を指定します。

    グループ

    [グループ]テキストボックスに有効なグループIDを入力します。

    注記:   LDAPレルムにアクセスする場合は、cn=managers,ou=managementのような識別名を指定します。

    パイプライン

    ドロップダウンリストからパイプラインIDを選択します。

  5. [使用できるルール]セクションで、ルールを選択して[選択内容に追加]をクリックします。

    [選択されたルール]セクションにルールが追加されます。

  6. 必要に応じて、他のルールを追加します。ルールは、リストに表示されている順番に実行されます。

  7. [ファイル]>[保存]の順に選択するか、または<Ctrl-S>キーを押します。

    プロジェクトリソースセット内にある適切なバインド定義のコンテンツがダイアログに表示されます。

  8. 名前を指定して[保存]をクリックします。

  9. 右上にある終了アイコンを選択してエディタを終了します。

 
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ルールバインドの編集

Procedure バインドを編集する

  1. exteNd Directorのプロジェクトソースまたはアーカイブレイアウトで、プロジェクトリソースセット内のバインドXML定義の場所に移動します。

  2. ファイルをダブルクリックして、バインドエディタで開きます。



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