E.4 MS SQLデータベース環境設定

MS SQLデータベースを使用して500台を超えるマシンを監視する場合は、表 E-2, MS SQLデータベース環境設定の微調整を参照することによってデータベースパフォーマンスを微調整してください。 この表では、Microsoft SQL Server Management Studioを使用したタスクの実行方法が示されていますが、別のデータベース管理ツールを使用してこれらのタスクを実行してもかまいません。

表 E-2 MS SQLデータベース環境設定の微調整

タスク

説明

タスクの実行方法

タスクの実行時

PlateSpin Recon監視データベースでREAD_COMMITTED _SNAPSHOT ONを実行する

高速なデータ読み込みクエリを有効にします。

  1. PlateSpin Reconの監視サービスを停止します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studioで、PlateSpin Recon監視データベースに対して次のクエリを実行します:

    ALTER DATABASE database_name SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
    
  3. PlateSpin Reconの監視サービスを開始します。

 

IX_CounterInstanceに対してConterInstanceテーブルでインデックスを再構築する

集計中に必要とされる高速な結合演算を有効にします。

  1. PlateSpin Reconの監視サービスを停止します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studioで、[PlateSpin Recon Monitoring database]>[テーブル]>[カウンタインスタンス]>[インデックス]の順にブラウズします。

  3. IX_CounterInstance]テーブルを右クリックし、[再構築]をクリックします。

  4. インデックス]のプロパティで、フラグメンテーションの割合(%)が0に近似であることを確認します。

    フラグメンテーションが50%を超える場合は、インデックスを再構築してください。

  5. PlateSpin Reconの監視サービスを開始します。

このタスクは、1週間に一度実行できます。

PR_HistoryDataテーブルでインデックスを並べ替える

Historyテーブルへのより高速なデータ挿入を有効にし、ロックされるページ数を少なくします(このタスクにより、フラグメンテーションレベルが50%以下に制御されるため)。

  1. PlateSpin Reconの監視サービスを停止します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studioで、[PlateSpin Recon Monitoring database]>[テーブル]>[PR_HistroyData]>[インデックス]の順にブラウズします。

  3. IX_PR_HistoryData]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  4. 全般]ページで、ObservationDateが[インデックスキー列]の一番上に一覧表示されるようにします。

  5. PlateSpin Reconの監視サービスを開始します。

このタスクは、PlateSpin Reconのインストール後に実行しなければなりません。

IIX_PR_HistoryDataインデックスに対してPR_HistoryDataテーブルでインデックスを再構築する

Historyデータに対するより高速なデータ挿入とデータ削除を有効にします。

  1. PlateSpin Reconの監視サービスを停止します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studioで、[PlateSpin Recon Monitoring database]>[テーブル]>[PR_HistroyData]>[インデックス]の順にブラウズします。

  3. IX_PR_HistoryData]を右クリックし、[再構築]をクリックします。

  4. フラグメンテーションの割合(%)を確認します。フラグメンテーションが50%を超える場合は、インデックスを再構築してください。

  5. PlateSpin Reconの監視サービスを開始します。

このタスクは、1週間に一度実行できます。

PlateSpin Recon監視データベースでトランザクションログファイルのサイズを8GBに制限する

多数のマシンが監視される場合にトランザクションログファイルのサイズを制御し、データベースがより頻繁にデータをコミットできるようにします(トランザクションログファイルには大規模なデータを含めることができないため)。

  1. PlateSpin Reconの監視サービスを停止します。

  2. Microsoft SQL Server Management Studioで、[PlateSpin Recon Monitoring database]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  3. ファイル]ページで、監視ログに対して[自動拡張]オプションをクリックします。

  4. ファイル拡張の制限]の値が8GB以上ではないことを確認します。

  5. PlateSpin Reconの監視サービスを開始します。

トランザクションログファイルのサイズは、現デフォルトで2,000GBになります。 多数のノードを監視する場合は、これを制限しなければなりません。