第2章

exteNd Directorプロジェクトの作成

この章では、exteNd Directorプロジェクトを作成する方法について説明します。 この節には、次のトピックが含まれています。

 
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exteNd Directorプロジェクトについて

exteNd Directorでの作業した内容は、「プロジェクト」に整理されます。 プロジェクトには次のものが含まれます。

プロジェクトファイルには拡張子.SPFが付きます。 (1つのSPFファイルに、さまざまな種類のコンポーネントとリソースが複数含まれることがあります)。

For more information    プロジェクト全般については、『ユーティリティツール』のプロジェクトとアーカイブに関する章で詳しく説明しています。

デフォルトプロジェクト   exteNd Directorをインストールすると、Express Portal.spfというデフォルトプロジェクトがシステムにインストールされ、サーバに展開されます(インストールタイプによります)。 このプロジェクトは完成した実用的なアプリケーションで、製品用のポータルを作成する土台として使用できます。 詳細については、『ポータルガイド』のExpress Portalに関する章を参照してください。

 
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プロジェクトタイプの選択

exteNd Directorでは、さまざまな種類のプロジェクトを作成するウィザードが利用できます。 プロジェクトタイプを正しく選択するには、次の点についての判断や知識が必要です。

exteNd Directorは、ポートレットアプリケーションおよびexteNd Directorプロジェクトという2つのプロジェクトタイプをサポートします。

このプロジェクトタイプを選択

対象となるアプリケーション

展開の検討事項

ポートレットアプリケーション

既存のポートレットWARをexteNd Directorポータルで使用します。

ポートレットアプリケーションウィザードによって、exteNd Directorのポートレットランタイムコンテナがポートレットアプリケーションに追加されます。

共有ライブラリ、非共有ライブラリ、およびサードパーティのJAR環境をサポートします。

共有ライブラリ環境に対しては、

  • スタンドアロンのポートレットアプリケーションとして展開できます。

  • exteNd Directorポータルはアプリケーションサーバに展開する必要があります。

For more information    共有ライブラリ環境の設定に関する詳細は、プロジェクトの共有ライブラリ設定の変更を参照してください。

非共有ライブラリ環境およびサードパーティのJAR環境の場合

  • exteNd DirectorEARプロジェクトの一部として展開する必要があります。

プロジェクト

次のようなものを含むexteNd Directorプロジェクトを作成することがあります。

  • ポータル

  • ポータルランタイムコンテナ

  • リソースセット

プロジェクトウィザードを使用して、次のものを作成します。

  • EARプロジェクトまたはWARプロジェクト

  • 標準テンプレートまたはカスタムテンプレートに基づくプロジェクト(テンプレートについてを参照)。

  • 対象となるexteNd Directorサブシステムのセットの選択によって可能となる、カスタムソリューション

プロジェクト生成サイクルの何らかの決定を行う必要があり、選択に基づいたこのウィザードへの複数のパスが存在することを意味します。

For more information    プロジェクトウィザードの使用の詳細については、次を参照してください。 プロジェクトの作成

共有ライブラリ、非共有ライブラリ、およびサードパーティのJAR環境をサポートします。

共有ライブラリ環境の場合は、

  • アプリケーションサーバに1つのポータルアプリケーションが展開できます。つまり、こららのプロジェクトは1つづつしか展開できません。



非共有ライブラリ環境およびサードパーティのJAR環境の場合は、

  • これらのプロジェクトを個数の制限無く展開できます。

  • それぞれのアプリケーションは、exteNd Director独自のデータベースを使用する必要があります(データベースは共有できません)。

  • その結果、EARまたはWARはすべてのサブシステム、アプリケーションコード、およびアプリケーションメタデータをカプセル化します。

For more information    共有ライブラリ環境またはサードパーティのJAR環境の設定に関する詳細は、次を参照してください。 プロジェクトの共有ライブラリ設定の変更

 
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プロジェクトの作成

ポートレットアプリケーションまたはexteNd Directorプロジェクトが作成できます。

検索内容に対するビューの使用   「ビュー」を使用すると、exteNd Directorプロジェクト内でパーソナライズされた項目リストを表示できます。 ビューは、リソースセット内のリソース、またはシステム環境設定とサービス設定を表示するためにも使用できます。exteNd Directorでは定義済みのビューが出荷状態でも利用できますが、目的に応じたプロジェクト項目を表示するカスタムビューを定義することもできます。

For more information    exteNd Directorプロジェクトでのビューを使用した項目の検索に関する詳細については、を参照してください。

 
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ポートレットアプリケーションプロジェクトの設定

Procedure 既存のポートレットアプリケーションをexteNd Directorポータルで実行するための設定

  1. exteNd Directorで、[ファイル]>[新規プロジェクト]の順にクリックします。

    [新規プロジェクト]ダイアログボックスが表示されます。

  2. Director]タブ、[ポートレットアプリケーション]を順に選択して、[OK]をクリックします。

    プロジェクトウィザードが表示されます。

  3. 次の既存のWebアプリケーションWARの指定の説明のとおりに進みます。

既存のWebアプリケーションWARの指定

  1. 楕円形のボタンをクリックして、ポートレットを含むWARのディスクの場所へ移動します。

  2. WARを選択して[開く]をクリックします。

  3. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次のプロジェクト名とアーカイブ名の指定を参照してください。

プロジェクト名とアーカイブ名の指定

Procedure プロジェクト名とアーカイブ名の指定

  1. プロジェクト情報パネル上で、次のオプションを指定します。

    オプション

    指定する内容

    プロジェクト名

    次のことができます。

    • デフォルト(前の手順と同じ既存のWebアプリケーションWARの名前)を使用します。このデフォルト名で、exteNd Director対応のポートレットWARが作成されます。

      または

    • 新しい名前を指定します。exteNd Director対応の新しいポートレットWARが作成されます。 (前のステップで指定した既存のWebアプリケーションWARのコピーも含まれます)。

    拡張子.SPFが自動的に追加されます。 この名前はソースレイアウトに表示されます。

    プロジェクト名を入力すると、自動的にアーカイブ名が入力されます。 アーカイブに同じ名前を使うこともできますが、他の名前を入力することもできます。

    プロジェクト場所

    プロジェクト(およびその他のソースファイル)を格納する場所を指定します。 ウィザードがプロジェクト場所にプロジェクトファイル(拡張子.SPF)を生成します。

    プロジェクトの場所を入力すると、アーカイブの場所設定が自動的に入力されます。これらの設定は変更できます。

    [プロジェクト場所]テキストボックスの横の楕円形をクリックすると、場所を選択したり、プロジェクトディレクトリを入力したりすることができます。

    存在しないプロジェクト場所のディレクトリを指定すると、ウィザードはそのディレクトリを作成するかたずねます。

    絶対パスを指定しない場合は、ウィザードによってexteNd Director binディレクトリの中にプロジェクトが配置されます。

    アーカイブ名

    生成されるアーカイブファイルの名前を指定します。 決定した名前がアーカイブレイアウトに表示されます。 拡張子.WARがファイル名に自動的に追加されます。デフォルトのアーカイブ名を使用するか(プロジェクト名と一致します)、新しい名前を入力できます。

    アーカイブ場所

    プロジェクトアーカイブの場所を入力するか、またはデフォルト(プロジェクトルートディレクトリ)を使用します。

    プロジェクトの作成が完了すると、アーカイブ場所が[Navigation Pane]のアーカイブレイアウトに表示されます。

  2. 完了]をクリックします。

    ウィザードが終了すると、プロジェクトの編集が開始できます。

ウィザードによって生成されるもの

ウィザードによってexteNd Director対応のWebアプリケーションWARが生成されます。

WARのトップレベルに標準J2EE WEB-INF/libフォルダがあります。 WEB-INFフォルダには、次の重要なファイルがあります。

ファイル

説明

novell-portlet.xml

タイトルバーやプレビューイメージなどに対するさまざまな初期設定および設定の指定を可能にする、オプション追加のポートレット展開記述子

portlet.xml

Java Portlet 1.0で必須

web.xml

すべてのJ2EE準拠WARに必須

WEB-INF/libフォルダ内のconfフォルダの中に、次の3つの重要なexteNd Directorファイルがあります。

ファイル

説明

resourceset.xml

リソースセットのコンテンツ管理に使用します。 リソースセットに含めるJARやファイル拡張子を追加できます。

config.xml

WARレベルのサービス(Director管理コンソールやCMS管理コンソールなど)の設定プロパティを設定します。

services.xml

WARレベルのサービスに対するプロパティを設定します。

 
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exteNd Directorプロジェクトの作成

Procedure プロジェクトウィザードの開始

  1. ファイル」>「新規プロジェクト」の順に選択します。

  2. Director]タブを選択して、[プロジェクト]を選択して、[OK]をクリックします。

  3. 次のプロジェクトテンプレートの選択の説明のとおりに進みます。

プロジェクトテンプレートの選択

  1. プロジェクトのテンプレートを選択するには、次のように[プロジェクトテンプレート]パネルの項目をすべて入力します。

    正しいテンプレートには、次のものが含まれます。

  2. 選択したら、[OK]をクリックします。

  3. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次のプロジェクト情報の指定を参照してください。

プロジェクト情報の指定

Procedure プロジェクト情報の指定

  1. 次のように[プロジェクト情報]パネルの項目をすべて入力します。

    ヒント:   順番にテキストボックスに情報を入力すると、後続のテキストボックスには有 効なデフォルト値が自動的に入力されます。

    プロジェクト設定

    指定する内容

    プロジェクト種類

    EARまたはWARを選択

    プロジェクト名

    プロジェクトファイルに使用する名前を指定します(自動的に.SPFの拡張子が付けられます)。

    プロジェクト名を入力すると、自動的にアーカイブ名が入力されます。

    プロジェクト場所

    プロジェクトのルートディレクトリを指定します。ウィザードによって、この場所にテンプレートファイルおよびサブディレクトリがコピーされます。

    パスを入力するか、[参照]ボタンを使用してディレクトリの場所を選択します。あるいは、その両方の操作を実行します。 存在しない場所もできます。

    プロジェクトの場所を入力すると、自動的にアーカイブの場所が入力されます。

    絶対パスを指定しない場合、ウィザードはexteNd Director binディレクトリを使用します。

    アーカイブ名

    生成されるアーカイブファイルの名前を指定します。指定されたプロジェクトタイプに基づいて、.EARまたは.WARの拡張子が自動的に付けられます。 [Navigation Pane]のアーカイブレイアウトにアーカイブ名が表示されます。

    デフォルトのアーカイブ名を使用するか(プロジェクト名と一致します)、新しい名前を入力できます。

    アーカイブ場所

    プロジェクトアーカイブのディレクトリ場所を指定するか、デフォルト(プロジェクトの場所)を使用します。

    J2EE バージョン

    サーバでJ2EE 1.3がサポートされている場合は、J2EE 1.3を選択します。それ以外の場合は、J2EE 1.2を選択します。

    注記:   後でプロジェクトのJ2EEバージョンを変更する場合は、『ユーティリティツール』のJ2EEバージョンの処理方法に関する章を参照してください。

  2. 次へ]をクリックします。

    指定したディレクトリが存在しない場合は、ウィザードによってディレクトリがそれぞれ作成されます。 新しいディレクトリを確認するには、[はい]をクリックします。

    次のウィザードパネルが表示されます。 次のプロジェクト設定の指定を参照してください。

プロジェクト設定の指定

Procedure プロジェクトタイプを指定する

  1. 標準]または[カスタム]を選択して、パネルの項目をすべて入力します。

    設定タイプ

    ウィザードの動作

    標準

    テンプレート内のすべてのサブシステムがプロジェクトディレクトリにコピーされ、ほとんどの設定オプションに対してデフォルト値が使用されます。設定に関する選択をいくつか行えます。

    基本的なexteNd Directorテンプレートを選択した場合、次のサブシステムとサービスの利用に必要なJ2EEアーカイブとコンポーネントのすべてがプロジェクトに含まれます。

    • Content Management

    • Debug

    • Directory

    • Framework

    • Pageflow

    • Portal

    • Portlet

    • Rule

    • Search

    • Security

    • User

    • WebDAV

    • Workflow

    • exteNdComposerサービス

    カスタム

    ウィザードによってプロジェクトディレクトリにコピーされるサブシステムを選択でき、設定オプションを設定するためのパネルが提供されます。

    このオプションを選択すると、[サブシステムの選択]パネルがウィザードに表示されます。

    1. プロジェクトに必要となるサブシステムを選択し、[次へ]をクリックします。

    2. 選択された別のサブシステムによって必要とされるサブシステムを削除しようとすると、ダイアログボックスには、削除しようとしているサブシステムに依存するサブシステムが表示されます。 必要なサブシステムを削除する前に、これらの依存サブシステムのチェックを解除する必要があります。

      注記:   WARプロジェクトの場合は、フレームワーク、ディレクトリ、パネル、ユーザ、およびセキュリティを選択する必要があります。

    一般設定とカスタム設定のどちらでも、カスタムWebアプリケーションを設定するためのパネルが利用できます。 リソースセットを含めると、設定ファイルでバインドするリソースセットを持つサブシステムは、このリソースセットにバインドされます。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次のアプリケーションオプションの指定を参照してください。

アプリケーションオプションの指定

Procedure アプリケーションオプションを指定する

  1. [カスタムWebアプリケーション]パネルで、WARに対してこれらの設定を行い、[次へ]をクリックします。

    カスタムWAR設定

    指定する内容

    カスタムWebアプリケーションを今すぐ作成する?

    (EARプロジェクトに対してのみ)。

    カスタムWebアプリケーション機能を追加するには[はい]を選択します。EARプロジェクトでは、ウィザードにはWebアプリケーションに対して個別のWARプロジェクトが含まれています。

    注記:   exteNd DirectorにはWARプロジェクト用のカスタムWebアプリケーションが必要となるため、WARプロジェクトを作成する場合はこのオプションは利用できません。

    名前

    WARのコンテキスト名。アプリケーションのページのURLに使用されています。

    注記:   WARプロジェクトの場合、WARのコンテキスト名は[プロジェクト情報]パネルで指定されている[プロジェクト名]と同じです。 WARプロジェクトを作成する場合、このオプションは編集できません。

    リソース

    コンポーネントコレクション、タグライブラリ、およびアプリケーションWARに含めるルールの条件とアクションを選択します。 使用可能なリソースのリストは、選択したサブシステム(1つまたは複数)により異なります。

    テンプレートリソースの場所

    後でプロジェクトに追加できる使用可能なリソースを保存するための場所。

    デフォルトでは、TemplateResourcesサブディレクトリとなります。 別の場所を指定することもできます。exteNd Directorによって、使用可能なリソースがコピーされます。

    For more information    詳細については、次のテンプレートについてを参照してください。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。

テンプレートについて

すべてのexteNd Directorプロジェクトは、「テンプレート」に基づいています。テンプレートとは、サブシステム(カスタム環境設定を持つ可能性があります)およびアプリケーションモジュールのまとまりです。 テンプレートはファイルシステム上のテンプレートディレクトリに格納されており、ウィザードによってファイルがテンプレートからコピーされてプロジェクトが作成されます。 テンプレートには、exteNd Director EARまたはWARのexteNd Directorプロジェクトファイル(SPFの拡張子を持ちます)を含めることができますが、プロジェクトファイルは必要ではありません。 テンプレートにプロジェクトファイルが含まれている場合、テンプレートプロジェクトを開いて、テンプレートにカスタム機能を追加できます。

テンプレートの制限   既存のexteNd DirectorEARプロジェクトをテンプレートとして開くことができます。プロジェクトが一度作成されると(モジュールおよびコンポーネントをテンプレートから新しいプロジェクトにコピーする方法で作成されます)、ソーステンプレートとの関連はなくなります。テンプレートに適用された変更は、そのテンプレートから派生した既存のプロジェクトには反映されません。

使用可能なテンプレート   次の2つのテンプレートがインストールされています。

テンプレート

機能性

exteNd Directorインストールディレクトリ内の場所

exteNd Director

exteNd Directorアプリケーションの基本的なフレームワーク。使用可能なすべてのサブシステムが含まれています。

\templates

サンプル

アプリケーション作成技術を示すさまざまなサンプルモジュール。

\samples

コンテンツ管理検索設定の指定

[コンテンツ管理検索]パネルには、 [リポジトリ]タブ、[同期化]、および[フィルタ]タブという、3つのタブがあります。

Procedure コンテンツ管理検索設定の指定

  1. リポジトリ]タブで、次の設定を行えます。

    環境設定

    指定する内容

    検索サービスへのリンクを有効にする

    Content ManagementサブシステムでAutonomy検索システムを使用する場合は、[はい]を選択します。

    重要:   検索を有効にする場合、Autonomy DREがお使いのサーバと実行できるように設定されていることを確認してください(『Content Search Guide』の説明を参照)。

    クエリエンジンホスト名

    Autonomy DRE (Dynamic Reasoning Engine)のホスト名またはIPアドレスを指定します。デフォルトはlocalhostです。

    クエリポート

    DREでクエリを受信することが予期されるポート番号を指定します。デフォルトは2000です。

    インデックスポート

    インデックス処理にDREが使用するポート番号を指定します。デフォルトは2001です。

    リポジトリ名

    コンテンツ管理リポジトリの名前を指定します。値は常にDefaultです。

  2. 同期化]タブで、次の設定を行えます。

    環境設定

    指定する内容

    同期化モード

    ドキュメントに対する変更がDREにどのように伝えられるかを指定します。値は次のとおりです。

    • 今すぐ - 変更が行われるとすぐ伝達されます。ドキュメントの追加および更新が少ない場合に推奨されます。

    • バッチ - スケジュール設定されたバックグラウンドタスクとして変更をDREに伝達します。変更の頻度が高い環境に推奨されます。

    即時の同期化の原因となる操作

    同期モードが「今すぐ」である場合、DREに伝達するために、変更の原因となった操作を選択します。矢印ボタンを使用して、操作を[使用可能]リストと[選択済み]リスト間で移動します。

    パフォーマンス上の理由から、すべての操作を即時に同期化することはお勧めできません。

    バッチとして削除するドキュメント数

    同期モードが「バッチ」である場合、バッチとして削除するドキュメントの数を指定します。

  3. フィルタ]タブで、次の設定を行えます。

    環境設定

    指定する内容

    バイナリドキュメントのテキストフィルタディレクトリ

    バイナリファイル形式を持つドキュメントをインポートするためのAutonomyフィルタを検索する場所を指定します。デフォルトの場所はexteNd -Director-install-dir\Autonomy\OmniSlavesです。

  4. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。

Content Managementのキャッシュ環境設定

  1. [コンテンツ管理キャッシュ環境設定]パネルで、次の設定が行えます。

    環境設定

    指定する内容

    フィールドのキャッシュ

    キャッシュするオブジェクトのタイプを選択します。通常は、すべてのオブジェクトタイプをキャッシュします。

    キャッシュを利用すると、アプリケーションが作成するデータベースのSQLクエリが少なくなるため、効率が良くなります。メモリ使用量に制限がある場合は、キャッシュしないことを選択することもできます。

    コンテンツ管理キャッシュはDACキャッシュ設定には関連していません。

    ドキュメントタイプのキャッシュ

    フォルダのキャッシュ

    カテゴリのキャッシュ

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次のディレクトリ環境設定を参照してください。

ディレクトリ環境設定

  1. ディレクトリ環境設定]パネルで、サーバ固有のセキュリティ領域を選択します。

    このセキュリティ領域は次のとおりです。

    領域設定

    説明

    LDAP

    exteNd DirectorのeDirectory\xaa への読み込みおよび書き込みアクセスの基本設定。

    注記:   この領域は、サポートされたどのアプリケーションサーバの認証メカニズムとも統合されていません。

    PersistManager

    exteNd Directorデータベース内のユーザリポジトリおよびグループリポジトリへの読み込みおよび書き込みアクセス。

    exteNdサーバ

    exteNd Application Serverセキュリティプロバイダへの読み込みおよび書き込みアクセス。デフォルト設定はSilverUsersです。

    exteNd サーバー LDAP

    NovelleDirectory LDAP実装を使用した、exteNd Application Serverへの読み込みおよび書き込みアクセス。

    exteNdサーバ(互換)

    下位互換exteNd Application Serverへの読み込みおよび書き込みアクセス。

    この領域は、exteNd DirectorデータベースのグループおよびSilver Securityのデータベースを使用します。

    WebLogic

    WebLogicアプリケーションサーバ領域API、バージョン6.xへの読み込みおよび書き込みアクセス(推奨されていません)。

    For more information    次のWebLogicLDAPを参照してください。

    WebLogic(読み込み専用)

    サーバクラスタ環境でのWebLogicアプリケーションサーバ領域API、バージョン6.xへの読み込み専用アクセス(推奨されていません)。

    For more information    次のWebLogicLDAPを参照してください。

    WebLogicLDAP

    Novell eDirectory LDAP実装を使用した、WebLogicアプリケーションサーバ領域への読み込みおよび書き込みアクセス。

    WebSphere

    ユーザおよびグループリポジトリとしてのexteNd Directorデータベースを使用した、WebSphereカスタムレジストリへの読み込みおよび書き込みアクセス。

    重要:   この領域には共有ライブラリ環境設定が必要となります。

    WebShpereLDAP

    Novell eDirectory LDAP実装を使用した、WebSphereアプリケーションサーバ領域への読み込みおよび書き込みアクセス。

    ヒント:   ターゲットサーバ上にexteNd Directorの以前のバージョンからのユーザリス トがある場合は、「exteNdサーバ(互換)」を選択します。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。

LDAP領域設定

フレームワーク設定

Procedure フレームワークを設定する

  1. [フレームワーク環境設定]パネルで、次のフレームワーク設定の値を指定します。

    フレームワークオプション

    指定する内容

    Directorフレームワークデータソース

    アプリケーションのデータベースのJNDI名を指定します。データベースには、コンテンツおよびユーザ情報などのexteNd Directorアプリケーションデータが含まれています。指定する値は、ターゲットアプリケーションサーバにより異なります。

    exteNd Application Serverに対して

    • 接続プールを使用するには    exteNd Directorデータベースに対して作成した接続プール名で%CONNECTION_POOL_NAME%を置き換えます。たとえば、次のとおりです。 接続プールの名前がMyDBの場合は、JDBC/MyDBを指定します。

    • 推奨されないAdd Databaseを使用するには    JNDI名は次のパターンに従います。

        Databases/%DATA_SOURCE_NAME%/Datasource
      

      ここで%DATASOURCE_NAME%は追加されたデータベースの名前です。たとえば、次のとおりです。データベース名がMyDBの場合は、提示された値をDatabases/MyDB/DataSourceで置き換えます。

      注記:   アプリケーションデータベースは展開データベースと異なるものが望ましく、展開データベースは通常、SilverMasterデータベースです。

    exteNd Application Server    以外のアプリケーションサーバに対して

    提示されている値をデータベースのJNDI名で置き換えます。たとえば、次のとおりです。 MyDBという名前のデータソースの場合、MyDBと指定します。

    任意のアプリケーションサーバに対して

    通常は、アプリケーションでJNDI名に直接アクセスする必要はありません。 ただし、アクセスする必要がある場合は、Framework APIを使用して、FrameworkService config.xmlに保存されているプロパティを取得できます(次のコーディング技術を参照)。

      // get an EbiConfig object
      com.sssw.fw.api.EbiConfig myconfig = com.sssw.fw.factory.EboFactory.getConfig();
      // get value from the key in config.xml 
      String dsname = myconfig.getProperty("com.sssw.fw.datasource.jndi-name");
      // access the data source
      try {
         javax.naming.InitialContext ctx = new javax.naming.InitialContext();
         javax.sql.DataSource source = (javax.sql.DataSource)ctx.lookup(dsname);
      }
      catch(javax.naming.NamingException ne){}
    

    Locksmith

    ACLベースのセキュリティを使用するには、DACを使用してセキュリティを管理するためのユーザIDを指定します。 exteNd Director EARまたはWARを展開する際は、指定したIDがサーバの認証領域に存在する必要があります。

    注記:   アプリケーションでACLベースのセキュリティを使用しない場合は、Locksmithを[anonymous]に設定して、exteNd Director Admin要素に対してACLが設定されないようにします。

    For more information    locksmithユーザの詳細については、『ユーザ管理ガイド』のサブシステム管理者に関する節を参照してください。

    ユーザトランザクションサポートを有効にする

    チェックした場合、exteNd Directorのトランザクションサポートを使用します。

    独自に、またはサードパーティの拡張機能を介してJTA機能を提供していないアプリケーションサーバへ展開する場合は、この設定のチェックを外します。

    次にサーバクラスタオプションを指定します。

  2. クラスタオプションの値を指定します。

    クラスタオプション

    指定する内容

    クラスタを使用する

    クラスタのexteNd Directorサポートを有効にするのは、[はい]を選択します。

    展開先のサーバは、サーバクラスタの一部としてすでに設定されている必要があります。

    ホスト

    exteNd Directorキャッシュコーディネータを実行するサーバのURLを指定します。

    For more information    キャッシュコーディネータの使用方法の詳細については、を参照してください。

    注記:   サーバにキャッシュコーディネータをインストールするには、exteNd Directorインストールプログラムを使用する必要があります。

    ポート

    キャッシュコーディネータがリッスンするRMIポートを指定します。これは、キャッシュコーディネータをインストールするときに指定する値と同じものである必要があります。

    [Generated UID]フィールドに、クラスタに使用されるアプリケーション識別子が表示されます。これは変更できません。

  3. exteNd Directorの書き込み可能なディレクトリを指定します。

    オプション

    サーバによるアクセス可能な一時ディレクトリ

    サーバが書き込みアクセスするディレクトリを指定します。

    デフォルトは、ユーザのTEMPまたはTMP環境変数です。

    exteNd Directorはいくつかの種類のファイルに対してこのディレクトリを使用します。

    • 一時ファイル

    • exteNd Directorオブジェクトに対する一意なID(UID)を生成するためのgetmacaddrユーティリティ(getmacaddrが、指定したディレクトリに存在しない場合、このユーティリティはexteNd DirectorによってFrameworkService JARからその場所へコピーされます)

    • PortalCacheのペアレントフォルダ

    指定した値は、key ContentCache.Disk.ディレクトリ内のFrameworkのconfig.xmlに保存されます。

  4. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次のAES暗号化キーを参照してください。

AES暗号化キー

データベース内のポートレット 初期設定は、exteNd Directorによって「一意でない」デフォルトキーを使用して暗号化されます。 FIPS承認のAES暗号を使用して、デフォルトキーを一意なものにすることもできます。 アプリケーションにFIPS準拠のセキュリティが必要な場合は、新しいプロジェクトで固有のキーを生成することをお勧めします。

  1. [AES Encryption Key]パネル上で、次のオプションを指定します。

    オプション

    新規AES暗号化キーの生成

    チェックすると、保存されたポートレット初期設定に対する一意な暗号キーが、ウィザードによって生成されます。 このオプションをチェックすると、新しい暗号キーファイルが生成されます。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。

ネームスペースアプリケーション

[ネームスペースアプリケーション]パネル上で、exteNd DirectorアプリケーションのURLに使用するネームスペースを指定する必要があります。デフォルトはプロジェクト名です。ネームスペース では、アプリケーションに類似したURLおよびコンテンツがある場合、複数のexteNd DirectorEARファイルを同じサーバに展開できます。 たとえば、いくつかの異なるEARファイルのDACを同じサーバに展開すると、EARネームスペースが有効でない限り、アプリケーションサーバではDACの異なるバージョンを区別できません。 競合するアプリケーションがない場合は、アプリケーションのURLが短くなるようにネームスペースを無効にできます。

注記:   EARのネームスペースは、EARプロジェクトにのみ適用されます。[ネームスペースアプリケーション]パネルはWARプロジェクトに対しては表示されません。

For more information    exteNd Directorアプリケーションのネームスペースについては、EARネームスペースを参照してください。

Procedure [ネームスペースアプリケーション]パネルの項目を入力する

  1. [ネームスペースアプリケーション]パネルで、ネームスペースコンテキストを入力して、[はい]チェックボックスがオンであることを確認して、ネームスペースを有効にします。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。

LDAPユーザオプション

  1. LDAP領域を選択した場合は、[ユーザ LDAP オプション]パネルでユーザオプションを指定する必要があります。

    LDAPユーザオプションは次のとおりです。

    LDAPオプション

    指定する内容

    ユーザ属性を除外する

    exteNd Director APIにアクセスできないようにするユーザ属性

    ユーザ属性を含める

    exteNd Director APIからアクセスできるようにするユーザ属性

    補助クラスを含める

    (オプション) 任意のカスタム補助クラス属性を含めるために使用します。これらはユーザオブジェクトクラスの階層に追加されます。

    「|」を使用してクラスを分割し、「,」を使用して属性を分割します。たとえば、次のとおりです。

      auxclass1,attr1,attr2|auxclass2,attr1,attr2
    

    構文定義を除外する

    exteNd Director APIから除外する構文定義

    LDAP構文によって、属性として保存できるデータタイプが決定されます。これらはRFC 2252およびRFC 2256で定義されます。

    重要:   LDAP領域を使用するプロジェクトを展開する前に、次の設定手順を実行する必要があります。

    これらの手順は、EARウィザードの終了後にも行えます。

    For more information    詳細については、LDAPの展開前のタスク(eDirectoryのみ)に関する節を参照してください。

WebDavの設定

  1. WebDAV環境設定]パネルでは、WebDAVアクセスのURLを作成するための設定を行えます。 ユーザのWebDAVクライアントプログラムでは、コンテキストルートおよびサーブレットパスが、exteNd DirectorアプリケーションでWebDAVサーバにアクセスするためのURLとして使用されます。 デフォルト値を変更して、短いURLまたはアプリケーションに関連付けたURLを指定することもできます。

    環境設定

    指定する内容

    サーブレットパス

    WebDAV WARのWebDAVサブシステムサーブレット

    更新操作にロックを要求する

    ファイルを移動、コピー、または削除する前にチェックアウトしてロックすることを要求するには、[はい]チェックボックスをオンにします。ロックすると、複数のユーザがデータを更新する場合にデータの整合性を保持できます。

    WebDAVクライアントでロックメカニズムがサポートされない場合は、チェックボックスをオフにします。特に、Microsoft File ExplorerではWebFoldersのロックはサポートされていません。

  2. 次へ]をクリックして、次のウィザードパネルに進みます。 次の概要パネルを参照してください。

概要パネル

  1. [概要]パネルで、プロジェクトアーカイブをすぐに作成しない場合は[ウィザードが終了した後でプロジェクトを作成します。]チェックボックスをオフにします。

    ヒント:   最近作成されたプロジェクトは、J2EE記述子ファイルの編集およびexteNd Director Web階層ツールの展開に必要です。ウィザードで作成プロセスを開始するか、後 で[プロジェクト]メニューの[ビルド]コマンドを選択できます。

  2. 完了]をクリックすると、プロジェクトが作成されます。

    ウィザードでテンプレートファイルをプロジェクトディレクトリにコピーするには少し時間がかかります。 オプションが選択されている場合、この処理が終了するとプロジェクトが作成されます。

ウィザードによって生成されるもの

[プロジェクトウィザード]によって、J2EE準拠のWARまたはEARが選択に応じて生成されます。

exteNd DirectorWARの構造

exteNd Director WARプロジェクトのトップレベルには、JSPページ、HTMLファイル、イメージ、および他のアプリケーションリソースを含むいくつかのフォルダがあります。 さらに、WEB-INFフォルダとMETA-INFフォルダという2つの標準J2EEフォルダがあります。

cdAppArchWAR1

WEB-INF\libフォルダに次のものがあります。

exteNd DirectorWARとEARの相違点

exteNd Director WARプロジェクトには、関連付けられた「単一のWARファイル」があります。一方、exteNd Director EARには、いくつかのWARファイル(Boot.war、Portal.warなど)があります。EARプロジェクトで個別に保存されたWAR生成物のうちの多くは、WARプロジェクトでマージされます。たとえば、WARプロジェクトには、単一のWEB-INF\conf\config.xmlファイルおよび単一のWEB-INF\conf\services.xmlファイルが含まれます。これらのファイルには、それぞれEARプロジェクトで個別に維持されるエントリが含まれます。 同様に、WARプロジェクトには、すべてのWeb階層のエントリを含む単一のWEB-INF\web.xmlファイルが含まれます。EARプロジェクトでは、各Web階層には、個別に設定された独自のweb.xmlファイルがあります。

exteNd Director EARプロジェクト構造

exteNd Director EARプロジェクトのトップレベルに、1つまたは複数の「サービスWAR」(サブシステムサービスを提供するWAR)があります。 ContentMgmtService.warおよびWebDAVService.warは、サービスWARの例です。

cdAppArchEAR1

WEB-INF\libフォルダに次のものがあります。

設定ファイルおよびサービスファイル   exteNd Director EARプロジェクト内の各サブシステムは、次のような設定ファイルおよびサービスファイルに依存しています。

ファイル

説明

場所

config.xml

サブシステムの設定プロパティを設定します

通常は、ConfigService.jarのsubsystem-name-confサブディレクトリに格納されています。

たとえば、Securityサブシステムでは、Security Service-confサブディレクトリにconfig.xmlファイルが格納されています

services.xml

サブシステムに関連付けられた各サービスに対してプロパティを設定します

ConfigService.jarのsubsystem-name-confサブディレクトリに格納されています。

たとえば、Securityサブシステムでは、SecurityService-confサブディレクトリにservices.xmlファイルが格納されています

EARネームスペース   J2EE仕様では、EARの名前がWARファイルのコンテキストの一部である必要はありません。この結果、同様のコンテンツを持つ複数のEARファイルを、同じサーバに展開する場合に問題が発生する可能性があります。たとえば、次のとおりです。 いくつかの異なるEARファイルのDACを同じサーバに展開すると、アプリケーションサーバでバージョンの異なるDACを区別できなくなります。 exteNd Directorでは、この問題を解決するため、「EARネームスペース」という概念が導入されています。ネームスペースは、exteNd Director Web階層およびカスタムWebアプリケーションにアクセスするためのURLの一部です。

exteNd Directorでプロジェクトウィザードを実行すると、EARネームスペースがEARプロジェクトに対して有効になるよう指定できます。ネームスペースを実装するため、exteNd Director は指定されたネームスペースの前に各WARのコンテンツを付けます。各WARのコンテキストは、EARのapplication.xmlファイルで指定されます。 プロジェクトウィザードでは、EARに割り当てられた名前をデフォルトのネームスペースとして使用します。

たとえば、EARのネームスペースを有効にして、MyEARというネームスペースを指定するとします。application.xmlの各モジュールセクションには、ネームスペースをWARの名前に付けるcontext-root要素があります。Content Managementサブシステムのモジュールセクションは、次のようになります。

  <module>
    <web>
      <web-uri>ContentMgmtService.war</web-uri>
      <context-root>/MyEAR/ContentMgmtService</context-root>
    </web>
  </module>

他のサブシステムでも、同様のcontext-rootエントリが使用されます。

注記:   Novell exteNd Application Serverの場合: SilverMaster以外のデータベースに展開すると、URLにはデータベース名も含まれます。

exteNd Director EAR内でのクラスロード   WARファイルは、そのWAR内に含まれるJARファイルのクラスや、WARの外部でEAR内の他の場所に配置されたJARファイルのクラスにアクセスできます。exteNd Directorアプリケーションでは、これら両方の設定を利用しています。

WARのクラスパス   WARファイルが、WAR内でJARファイルのサービスを使用する場合、WARのクラスはJARのクラスを問題なく検索できます。これは、これらのクラスが、WARのクラスロード環境に自動的に含まれるためです。ただし、WARファイルがWARの外部に保存されているJARファイルのサービスを使用する場合、WARの「クラスパス」にJARを追加する必要があります。J2EEアプリケーションでは、WAR内のMETA-INFディレクトリのMANIFEST.MFファイルでクラスパスを設定することによって、この操作が実行されます。

フレームワークのクラスパス   exteNd Directorアプリケーションでは、フレームワークに対して「シミュレートされたクラスパス」も維持されており、これを使用して、フレームワークのクラスは特定のexteNd Director EAR設定で含まれた他のサブシステムJARファイルでクラスを検索できます。

 
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サブシステムアーキテクチャ

各exteNd Directorサブシステムには、関連付けられた1つまたは複数のアーカイブファイルがあります。プロジェクトウィザードでサブシステムを選択する場合、ウィザードにより、作成するプロジェクトタイプ(EARまたはWAR)に必要なアーカイブが追加されます。さらに、ウィザードにより、サブシステムで存在する従属性が自動的に実行されます。たとえば、その他のサブシステムに依存するサブシステムを含める場合、それらのサブシステムもプロジェクトに含まれます。

 
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サブシステムアーカイブ

サブシステムアーカイブファイルは、次の命名規則に準拠します。

サブシステムアーカイブファイル

説明

subsystem-nameService.jar

サブシステムを定義するコアビジネスオブジェクト、および各国対応に必要な任意のリソースバンドルが含まれます。

プロジェクトウィザードを使用してEARプロジェクトを作成すると、選択した各サブシステムに対してsubsystem-nameService.jarファイルが、EARのlibraryサブディレクトリに保存されます。WARプロジェクトを作成すると、選択した各サブシステムに対してsubsystem-nameService.jarファイルが、WARのWEB-INF\libサブディレクトリに保存されます。

subsystem-nameService.war

(EARプロジェクトのみ)

サブシステムのWeb表現が含まれます。 通常、サブシステムWARには、サブシステムに対する基本的なサービスを提供するクラスが含まれます。

subsystem-name.war

(EARプロジェクトのみ)

Web階層が含まれます。Web階層は、事前に作成されたWebアプリケーションです。

subsystem-nameTag.jar

他のWeb階層のJSPページで使用できるカスタムタグライブラリが含まれます。 タグライブラリには、JSPページで使用可能なタグ(メソッド)を定義する関連付けられたTLDファイルがあります。

プロジェクトウィザード(またはCustom Web Appウィザード)を使用してWARファイルを作成すると、[カスタムWebアプリケーション]パネルでアプリケーションに必要なタグライブラリを選択できます。この場合、必要なJARファイルおよびTLDファイルは、自動的にプロジェクトに追加されます。タグライブラリJARファイルは、WARファイルのWEB-INF\libディレクトリに配置されています。TLDファイルは、WARファイルのWEB-INF\tagディレクトリに配置されています。

subsystem-nameEjb.jar

サブシステムのEJBサポートを提供します。このJARには、EJBサポートに必要なサーバ側の実装が含まれます。

プロジェクトウィザードでは、プロジェクトにEJB JARファイルは自動的には追加されません。アプリケーションでEJB JARを使用するには、exteNd Director機能を使用して、プロジェクトにJARを追加する必要があります。EJB JARファイルは、exteNd Directorインストールディレクトリのtemplates\Directorサブディレクトリにインストールされます。

subsystem-nameClient.jar

コアサブシステムJAR (subsystem-nameService.jarファイル)内に含まれるコアビジネスオブジェクトにアクセスするために必要なEJBクライアントスタブ、および可能性としてWebサービススタブが含まれます。

プロジェクトウィザードでは、プロジェクトにEJBクライアントJARファイルは自動的には追加されません。 アプリケーションでEJBクライアントJARを使用するには、プロジェクトにJARを追加する必要があります。クライアントJARファイルは、exteNd Directorインストールディレクトリのtemplates\Director\libraryサブディレクトリにインストールされます。

一般的に、サブシステムは全体として展開されます。ただし、exteNd Directorでは、アーカイブファイルを個別に展開できます。 たとえば、UserTag.jarファイル、UserEjb.jarファイル、UserClient.jarファイルを含めずに、UserService.jarファイルを展開できます。

次の表は、各exteNd Directorサブシステムまたはサービスのアーカイブファイルを示します。

サブシステム

サービスJAR

サービスWAR

Web階層WAR

タグライブラリJARおよびTLD

ContentManagement

Directory


Framework

Pageflow

\x97

Portal

*Portlet

Rule

Search

Security

User

WebDAV

Workflow

exteNdComposer Service

*PortletImpl.jarおよびPortletAPI.jarを使用

 
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サブシステム展開の従属性

exteNd Directorサブシステム間の従属性

次の表では、exteNd Directorサブシステム間で相互関係について概説します。

使用するサブシステム

必要なサブシステム

補足情報

Content Management

  • Directory

  • Framework

  • Search

  • Security

  • User

Directory

  • Framework

Directoryサブシステムには、DirectoryServiceRealm.jarファイルも必要です。 exteNd Director EARプロジェクトを作成すると、このJARファイルがプロジェクトの/libraryディレクトリに自動的に含まれます。WARプロジェクトでは、このJARファイルは、WEB-INF\libディレクトリに自動的に追加されます。

Framework

Pageflow

  • Directory

  • Framework

  • Portal

  • Portlet

  • Security

  • User

Portal

  • Directory

  • Framework

  • Portlet

  • Security

  • User

Portlet

  • Directory

  • Framework

  • Portal

Rule

  • Directory

  • Framework

PortalCA.jarでは、Portalサブシステムのリソースに関連する条件およびアクションが提供されます。

Search

  • Framework

Security

  • Directory

  • Framework

User

  • Directory

  • Framework

  • Security

WebDAV

  • Content Management

  • Directory

  • Framework

  • Search

  • Security

  • User

Workflow

  • Directory

  • Framework

  • Pageflow

  • Portlet

  • Security

Workflowサブシステムは、Ruleサブシステムと柔軟に連結しています。

WorkflowAL.jarには、exteNd Directorで提供されたアクティビティおよびリンクに対するクラスが含まれます。

exteNdComposer Service

  • Directory

  • Framework

サードパーティのアーカイブファイル

exteNd Directorアプリケーションを正常に実行するためには、サードパーティのいくつかのアーカイブファイルを追加する必要があります。 非共有ライブラリ環境では、これらのモジュールは、exteNd Director EARプロジェクトの/libraryディレクトリ(WARプロジェクトのWEB-INF\libディレクトリ)で配信されます。ほとんどのマニフェストファイル (META-INF\MANIFEST.MF)には、従属関係のリストに挙げられた、これらのモジュールがあります。

ウィザードによる強化

プロジェクトウィザードおよびSetupウィザードでは、共有ライブラリ環境に対してこれらの従属関係を強制しています。他のサブシステムに依存するサブシステムを含める場合、これらの他のサブシステムもプロジェクトに含まれます。他のサブシステムが依存しているサブシステムを削除しようとする場合、Setupウィザードにより、依存サブシステムが最初に強制的に削除され、その後、依存されたサブシステムを削除できるようになります。 共有ライブラリ環境では、ウィザードによって従属関係が共用されることはありません。



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