ドライバがDomino AdminPプロセスへの要求を発行しても、これらの要求をAdminPプロセスが完了するまでには時差があります。(管理プロセスの実行間隔については、Notesのマニュアルを参照してください)
必要に応じて、<tell-adminp-process>属性をイベントに追加できます。実行する必要があるAdminPタスクがイベントに含まれる場合、指定したコマンドがDominoサーバのコンソールに送信されます。この属性については、Section 4.5, カスタムドライバパラメータの「Domino Console Command」で説明されています。
たとえば、ユーザの移動イベントを送信する場合は、次の属性を移動イベントに含めます。
tell-adminp-process="tell adminp process new"
このコマンド例では、ドライバによって、AdminPプロセスが新しいタスクをすべて処理するように要求されます。これらのタスクには、そのイベントで要求された移動が含まれます。
tell-adminp-processコマンドを使用するには、次の手順に従います。
Notes 6.0.3以降を使用していることを確認します。
次のパラメータを、ドライバパラメータの購読者オプションに追加することにより、AdminPプロセスのサポートが有効になったことを確認します。
<allow-adminp-support display-name=“Allow Domino AdminP Support”>True</allow-adminp-support>
Section 4.4.2, 購読者オプションの「Allow Domino AdminP Support」を参照してください。
ドライバに対し、NotesユーザがDominoサーバコンソールへコマンドを送信する権利を持っていることを確認します。
イベントにAdminPタスクが含まれていることを確認します。
tell-adminp-processコマンドは、AdminPタスクがイベントの一部として実行される必要がある場合にのみ送信されます。
正しいシンタックスを使用します。
tell-adminp-processコマンドの使用例は、Section B.0, 新機能のサンプルで説明されています。
AdminPの要求が正常に完了したかどうかを確認するには、Domino AdministratorなどのLotus Notesツールを使用します。
NotesドライバシムによってAdminPの要求に関するコマンドが実施されても、そのコマンドが正常に完了したとは限りません。その要求がAdminPに実施されたということを意味しているにすぎません。
たとえば、ドライバがユーザの移動をAdminPへ要求したとします。そのイベントに正しい証明者が指定されていなければ、AdminPプロセスが移動を試みても失敗してしまいます。